オーダースーツ|TAILOR KITAHRA SITE TOP

2006/02/28

手縫い ボタンホール vs 機械 ボタンホール

今回は題名の通りハンドメイドと機械縫製のボタンホール対決です。
画像を参照してください。

    (マシーンボタンホール )           (ハンドボタンホール)  








これだけちがうんです。これがハンドの芸術性です。キメの細かさや仕上がりがまったくちがいは一目瞭然ですね。
実際触るともっと立体感があります。

今でもそうですが、ボタンホールの穴かがりは縫製技術者の技量が一番出るところだともいわれております。

ボタンホールは裁断が終わったあまりの生地で、職人さんを目指す人達は毎日毎日ボタンホールの穴かがりを練習し技術の向上を目指していきます。

ボタンホールを縫うときは、きれいにみせるということが一番大事ですが、それと同時に縫うスピードも非常に大事なのです。
またきれいに仕立てようと、ゆっくり穴を大切にかがっていると、はりあし(均一感 みたいな言葉)が揃わないず、さらに糸がほつれてくるということがあり逆にきれい仕上がらないとういう難しさがあります。

その昔ボタンホールを職人さんが縫っている最中、話かけるとパンチをくらったらしいです。穴をかがっている
時は真剣そのもので、だれも喋らずに縫いつづけるのです。スピードと正確性を求めらるハンドならではの技なのです。


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posted by Tailor Kitahara @ 2/28/2006 05:19:00 午後  

2006/02/24

オーダースーツ(イージーオーダー編)

前回はパターンオーダースーツについてご説明をさせていただきました。
今回はイージーオーダースーツについてです。

イージーオーダーとは型紙から選ぶのではなく、シルエット(アウトデザイン)を選んだ後、個人の寸法を基に裁断を致します。

シルエットでいえば、代表格のアメリカントラッドライン、ブリティッシュライン、イタリアンクラシコラインなどがあります。
シルエットはラペルやゴージライン、ショルダー(ナチュラルショルダー・コンケープショルダー・ロープドショルダーなど)等のアウトデザイン特徴を活かしたのち体型に合わせた裁断を行うのがイージーオーダーとなります。

よって細部に合わせた体型補正ができどんな体型の人でも合わせられるのが最大の特徴です。

おさらいをしますと
<パターンオーダー>
・特徴
シルエットを活かした、ものがつくれるということ

<イージーオーダー>
・特徴
細部まで合わせた体型補正ができ、シルエットを活かせるよう最大限に引き出せること

ということになります。


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posted by Tailor Kitahara @ 2/24/2006 09:41:00 午前  

2006/02/11

オーダースーツ(パターンオーダー編)

オーダースーツでよくでてくる言葉としてパターンオーダーイージーオーダーがあります。
この二つは言葉のちがいももちろんありますが、根本的に作り方がちがうといってもよいでしょう。

パターンオーダー
A体AB体といった型紙を利用し、型紙から足したり引いたりして作成する。

イージーオーダー
型紙から選ぶのではなく、シルエットを選んだ後、個人の寸法を基に裁断をする。

パターンオーダーを詳しく説明しますと下記のようになります。

例えばサイズスペックの基本サイズが
上胴(バスト) 中胴(お腹まわりでもっともでているところ。又はへっこんでいるところ。) 下胴(ヒップ)

A体 上胴100 中胴88 下胴103

AB体上胴100 中胴92 下胴105

とあったします。ご自身のサイズが上胴100 中胴90 下胴104 の場合どうなるかといいますと
スーツを作成するときはこのように考えます。


A体だと 上胴差寸0 中胴差寸+2 下胴差寸+1
AB体だと上胴差寸0 中胴差寸-2 下胴差寸-1

となります。

ここで肩幅が同じであったとして、採寸者はAB体から引いて指示する方法と、A体から足して指示する方法ができるわけです。
ここで数字だけみますと、どっちでも同じでは?と思われるかともいらっしゃると思いますが、実は全くちがいます。

AB体のゆとり寸法とA体のゆとり寸法がまったくちがうため、できあがりも、ことなってくるのです。
ゆとり寸法とはスーツの遊び(ゆとり)の部分です。ゆとりがないとタイツのようになってしまうわけですからね・・・


これらにより、最終的にはご自身がゆったり着たい・・又は少しタイトにきたいということにより選択がわかれてくるようになります。

そしてパターンオーダーの最大のメリットはシルエットを活かした、ものがつくれるということになります。
しかし弱点としてはパターンに当てはまらない方にきれいなシルエットを出すことが難しいということにもなります。

次回はイージーオーダーのご説明を致します。

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posted by Tailor Kitahara @ 2/11/2006 09:58:00 午前  

2006/02/03

新作2

前回のコラムにつづきまして新作第2弾です。

まず2006年春夏モデル入荷生地のご報告です。

・ダンヒル
・ロロピアーナ
・ドーメル
・カノニコ(若干入荷)

今年の生地特徴としてはモヘア混生地が非常に目立ちます。
しかも、混合率もかなり高めに設定されている生地が多めです。

モヘアについて →こちら をご参考ください。

混合率はおもにウール40%-80%ぐらいで モヘアは20%-60%という割合の生地がございます。
昨年よりモヘア混の生地がちらほらでてまいりましたが、今年は本格的にモヘアが注目されるかもしれません。

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posted by Tailor Kitahara @ 2/03/2006 11:52:00 午前