スーツのリサイクル
そこで私なりに、いろいろと調べた結果woolの再利用は3つあり、どのような取り組みがいいか模索中です。
その3つとは 3Rと呼ばれる
リサイクル(Recycle)=再資源化する
リユース(Reuse) =再利用する
リデュース(Reduce)=廃棄物を出さない です。
スーツにおいては、大変リサイクルが難しいことが分かってきました。
主なスーツの再利用方法としては「反毛材料」「中古衣料」「ウエス材料」があります。
(反毛材料)とは
生地を解して繊維の状態に戻し、フェルトなどに加工(車の内装部分やマットへ)
(ウエス材料)とは
工場用の雑巾(油などを拭くためにしようする雑巾)としての材料
となります。
スーツのリサイクルは大変難しく、ほとんどが火力発電所などの焼却施設に投入されているのが現状です。
(2008年2月現在)
その原因としては下記のものがあげれれます。
1、ウールとポリエステルの混合製品の場合分離が難しい
2、スーツは裏地や様々な服飾資材で構成されているため分解に手間がかかる。
3、ウール素材だけに分離できたとしても、生地にクロム染料が使われている可能性があるため取り除く事が困難
※クロム染料は発がん性があるとも言われています。
仮に上記を取り除くことが可能だとしても、コストの採算性が合わなくなってしまうそうです。
当店においても、一部はパッチワークなどで使っていただいておりますが、シーズンが終わると生地のサンプル見本の大半は廃棄しなくてはいけない現状があります。
また、生地屋さんでも同じように廃棄になる生地が大量にでるそうです。
こうした状況を踏まえて、どうにかリサイクルができないか、いろいろとアイデアを頂戴している最中です。
何か良い方法やアイデアがいただけるようでしたら、ご意見を頂ければ嬉しいです。
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posted by Tailor Kitahara @ 2/29/2008 09:20:00 午後